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キャッシュレス決済とは? 今さら聞けないキャッシュレス決済の基礎知識

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最終更新日:2018.05.24

現金持ち歩きの必要がなくなるキャッシュレス決済。代表的なクレジットカードから、最近日本でも導入が始まったQR決済など、次々に新しいサービスが登場し、乱立している状態です。
あまりにたくさんのカードやサービスがあるため、何を選べばいいか迷われる方もいると思いますが、実は支払い手段で見るとキャッシュレス決済は大きく3種類に分けることができます。前払いのプリペイド、即時払いのリアルペイ、後払いのポストペイ、です。それぞれ1種類ずつくらい、カードやアプリを持っておくと便利です。
これらキャッシュレス決済の種類ごとに、特徴やメリット・デメリットについてご紹介します。

キャッシュレス決済とは

そもそもキャッシュレス決済とは、その名の通り「現金を使わない支払い方法」を指します。クレジットカードや電子マネー、デビットカードなどを用いることで、現金を使わずに決済できるシステムです。日本人はいまだに現金を取り出して決済をする習慣が根強く、キャッシュレス決済を導入していないリアル店舗も多い現状があります。そのため、海外からの旅行客が簡単に買い物やサービスの決済ができるように、キャッシュレス化の社会を目指した取り組みが、政府主導で行われています。

キャッシュレス決済のメリット・デメリット

キャッシュレス決済のメリットとデメリットには、次のようなものがあります。

◆キャッシュレス決済のメリット
1.現金(あるいは財布)を持ち歩く必要がない
2.カードやスマホ・ケータイに入れたアプリで支払いができる
3.利用金額に応じてキャッシュバックポイントがある
4.現金決済でのミスが発生しない

◆キャッシュレス決済のデメリット
1.前払い式はチャージ限度額があるので定期的なチャージが手間になる
2.即時決済の場合、残高がなければ使えない
3.サービスに対応していない店舗では使えない
4.ブランドが数多くあるため、複数のカードやアプリを保持する場合は、使い分ける必要がある

このように、キャッシュレス決済には、便利になるメリットばかりではなく、場合によっては不便さを感じるデメリットがあります。

キャッシュレス決済の特徴と利用シーン

キャッシュレス決済には大きく分けて3種類の支払い方式があります。いろいろなサービスが登場していますが、基本的にはどれもがこれらの3種類に分類できます。このうちの2種類を使えるようにしておけば便利なので、サービス選びの参考にしてください。

◆プリペイド
プリペイドとは前払い方式のことで、電子マネーカードに代表されるキャッシュレス決済です。あらかじめ現金をチャージすることで、その金額を上限に使うことができます。
プリペイドには電子マネーのほか、デジタルコンテンツ購入用のカードや、銀行振込なども含まれます。
SuicaやPASMOのような交通系電子マネーなら、電車やバスの運賃のほか、コンビニなどでの買い物の支払いなどができるため、「小銭がない」という時などに便利に使えます。また、クレジットカードと連動させることで、残高不足でも自動的にチャージできるサービスも利用可能です。

◆ポストペイ
ポストペイは、先にあげたプリペイドと相対する言葉で「後払い」を意味します。1カ月分の利用額をまとめて支払うタイプが一般的です。
クレジットカードもその一つですが、このところ通販業者などが支払い手段として導入している「携帯電話会社の『まとめて支払い』『キャリア決済』サービス」なども、このポストペイに分類されます。
スマホ・ケータイの利用料金と共に商品の購入代金もまとめて請求されるので、支払いがしやすいというメリットがあります。
商品を購入した際に、商品と同時に払込票や振込用紙が届くというような方法を「後払いサービス」といいますが、これもポストペイの一種です。そのほか、信販会社の分割払いなども後払いのひとつとなります。分割払いは、クレジットカードを持たなくても利用できるWEぶんかつなどのサービスも登場しています。手持ちがない場合でも高額商品を購入することができるので、便利に利用することができるサービスです。

◆リアルタイムペイメント
リアルタイムペイメントとは「即時決済」の意味を持ちます。デビットカードがその代表例といえます。デビットカードで決済をすると、その場で銀行口座の残高から支払われるという仕組みです。
このサービスを使うと、わざわざ銀行ATMの手数料を支出してまで現金を引き出す手間がかかりません。ただし、銀行口座に残高がない場合は残高不足で決済不能となるデメリットがあります。
また、宅配運送業者などが主にサービスを提供する代金引換なども、リアルタイムペイメントの一つとなるでしょう。
近年増加しているQRコード決済も、支払い形式としては口座からの即時払いとなります。

キャッシュレス決済の今後

海外では、キャッシュレス決済が主流となり、キャッシュレス決済専用コンビニなども存在するほどです。日本でも、支払い方法がクレジットカードまたは電子決済オンリーというお店もあります。
しかし、日本では現金を取り出して決済を行う習慣が根強く残っています。そのため、まだキャッシュレス決済が受け入れられないという消費者や販売者が存在しているのが現状です。

日本政府の展望では、キャッシュレス決済の比率を2027年までに、2017年のキャッシュレス決済比率(20%)の2倍まで上昇させる目標を掲げています。これは、2017年6月に『未来投資戦略2017』によって政府が発表している見解です。
また、2020年、東京オリンピック・パラリンピックの開催に伴い、開催地域である東京ではキャッシュレス決済に代表されるペイメントサービス導入の多様化を検討している商店や飲食店が増えています。コンビニでも、キャッシュレス決済の多様化がほぼ完了しています。このことから、今後キャッシュレス決済を導入するお店が急速に増えることが予想されます。

海外でのキャッシュレス決済が急速に進んでいる昨今、日本でも民間での意識が高まって導入が進んでいるので、政府が目標としている2027年より前に、国内におけるキャッシュレス決済比率の目標は達成するかもしれません。
スマホなどのモバイル機器の機能向上も進んでおり、そう遠くない時期に、現金を持たなくても決済できる買い物環境が全国で整うことが予想されます。

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