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信販会社とクレジットカード会社は何が違う?

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最終更新日:2018.05.24

私たちが商品を購入したり、サービス料金を支払う際に、現金で決済せずに分割払いの仕組みを利用することがあります。代表的なのはクレジットカードを使った分割払いです。クレジットカードというと、三井住友カードや、MUFGカードなど、銀行系のカードを思い浮かべる方も多いと思いますが、一方でセゾンカードやジャックスカードなど、信販会社系のカードもよく知られています。信販会社は、よくクレジットカード会社と混同されてしまうため、その特徴やメリット・デメリットはあまり知られていません。
そこで、信販会社とクレジット会社の違いについてご紹介したいと思います。カード選びのご参考にしてみて下さい。

信販会社とは

まず、信販会社とは、販売信用を行う会社です。
販売信用というのは、消費者の信用に基づき、商品を後払いで販売する方法のことです。これを、消費者と売り主の間に立って、代金の立替払いをするのが信販会社です。売り主に支払った代金は、後から消費者に請求する仕組みとなっています。消費者は、決まった期日に一回で支払うか、数回~数十回の分割払いを選ぶことができます。後者の場合、前者に比べて高めの金利手数料が発生するというデメリットがありますが、一回ずつの支払い金額が少なくなるため、高額な商品を購入することができるのが最大のメリットです。
この仕組みは、クレジットカードの仕組みとほとんど同じであることにお気づきかと思います。それもそのはず、クレジットカードが誕生する前は、信販会社が後払いや分割払いのサービス事業を行っていたのです。1950年代には、割賦販売法という法律が整備され、信販会社の業務が法的に定められています。クレジットカードがなかった時には、信販会社が書類による契約をもとに販売信用を行っていたのです。
その後、クレジットカードの仕組みがアメリカからもたらされ、銀行がこぞって自社ブランドのクレジットカードを発行したため、今では銀行系カードのイメージが強くなりました。

このように、信販会社は販売信用を専門事業としていました。そのため、販売信用については長年の蓄積があります。
日本国内で販売信用を行っている大手信販会社には、ジャックス・セディナ・オリエントコーポレーション(オリコ)などがあります。

クレジットカード会社とは

そもそも信用(販売)とクレジットは同じ意味のため、信販会社とクレジットカード会社は混同されてしまうことがあります。しかし、両者は厳密には違うものです。
クレジットカード会社とは、クレジットカードの企画や発行を行う会社です。つまり、クレジットカードを発行している信販会社は、クレジットカード会社のひとつ、ということになります。
クレジットカードには銀行系や信販系のほかに、流通系(イオンカードなど)、交通系(VIEWカードなど)、IT&通信系(楽天カードなど)があります。これらのクレジットカードを発行している会社は、すべてクレジットカード会社であるということです。

信販会社系カードのメリット・デメリット

クレジットカード会社がたくさんあるように、販売信用は信販会社の専売特許ではなくなりました。
しかし、長年販売信用を行ってきたことで、同じクレジットカードでも、信販系ならではの特徴も生まれています。ここでは、信販系クレジットカードのメリット・デメリットについてご紹介します。

◆メリット①審査が通りやすい
銀行系カードに比べると、審査が通りやすい傾向があります。長年にわたる蓄積で独自の与信基準を持っているため、銀行でクレジットカードを作れなかった方が、信販会社であればクレジットカードを作ることができた、といったことも珍しくありません。

◆メリット②売り主に先に代金を支払う
銀行系のクレジットカードは、消費者の口座から代金を引き落としてから、売り主に代金を支払います。一方で信販系のクレジットカードでは、売り主に先に代金を支払ってしまいます。消費者にとってはどちらも同じですが、売り主にとっては、代金回収が確実となるので、大きなメリットになります。

◆メリット③ポイントサービスが充実している
クレジットカードの大きな魅力のひとつは、買い物などの支払いで貯まる、クレジットカードポイントです。このポイントはカードごとに還元率が異なるのですが、銀行系(通常0.5%が多い)と比べると信販系クレジットカード(通常1%が多い)のほうが、還元率が高めになっていてお得に利用ですます。

■デメリット①金利手数料が1%ほど高い
リボルビング払いや分割払いの金利手数料が、やや高い傾向があります。ただし、その差は1%程度です。

■デメリット②流通系に比べると特典に欠ける
イオンカードなど流通系のクレジットカードは、曜日によって「ポイント〇倍!」といったサービスを展開していますが、信販系ではそういった特典的なサービスはありません。通常ポイントは高めになっていますが、特定の店舗を利用したり、特典でポイントが高くなる日にまとめて買い物をしたりなどといった利用の仕方によっては、他のクレジットカードに比べて見劣りすることもあります。

信販会社は、長年にわたって販売信用を行ってきた経験により、独自の与信基準で審査を行います。そのため、銀行よりも審査が通りやすい面があります。またポイント還元率が高く、提携店も多いため安定したサービスを提供しています。
もしクレジットカードを持ちたいと思ったら、上記を参考に各カードを比べてみてください。

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