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ビットコイン決済とは 導入のメリット・デメリット

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最終更新日:2018.04.26

このところなにかと世間を騒がせている仮想通貨。
なかでもその代表格、ビットコイン(BTC)で決済できる仕組みを店舗やECサイトに導入する事業者が増えてきています。しかし、レート高騰などでポジティブなニュースが多かった頃は導入を検討する事業者も多かったでしょうが、2018年1月の仮想通貨「NEM(ネム)流出事件」があってからは、仮想通貨に対する不信感が高まり、導入を躊躇する事業者が増えているのではないかと思います。
はたして、ビットコイン決済を導入するメリットはまだあるのでしょうか?
メリットとデメリットについてご紹介します。

ビットコイン決済とは

ビットコイン決済とは、仮想通貨であるビットコインを使って決済できる仕組みのこと。国内はもとより、日本を訪れる外国人の利用者を想定し、積極的な導入が進められています。

例えば、インバウンド消費が好調なことで知られる大手家電量販店「ビックカメラ」では、2017年の4月にビットコイン決済の導入を開始。2017年7月には全店舗で利用できるようにサービスを拡大しています。さらに、旅行代理店のHISも、2017年の9月に東京都内の38店舗で導入しています。

ビットコイン決済の仕組み

ビットコイン決済では、相場に応じて法定通貨に相当する金額のビットコインを支払うことになります。仮に1BTCが1万円だとすると、2万円の商品を購入するには2BTCが必要になるというわけです。

当然、仮想通貨ですので、PCやスマートフォンを通じてのオンライン決済となります。

現在のところ、ビットコイン決済は、仮想通貨取引所など業者が仲介する場合がほとんどです。
本来、ビットコインの交換自体は個人間でもできるくらい簡単なものですが、決済には向いているとはいえません。なぜなら、レートの変動が激しいので安定した価値の交換を実現するのが難しいからです。たった今決済した1BTCが、数時間後に半分の価値になっていれば、払った人は得をした気分になっても、事業者はたまったものではありません。
そのため、仲介業者が決済時点のレートで固定した金額の法定通貨を、事業者に後日入金するという仕組みになっています。
これなら、客がビットコインを消費するか否かの決断のみで決済が行われることになり、事業者は安心できます。

ビットコイン決済のメリット・デメリット

ビットコイン決済には、事業者にとっての利点が少なくありません。ビットコイン決済を導入することの主なメリットは次の通りです。

◇1. 決済手数料が安い
クレジットカードの手数料が一般に3〜4%であるのに対して、ビットコイン決済の手数料は0〜1%ほど。決済手数料が安くコスト削減に繋がることは、ビットコイン決済の最大のメリットといえるでしょう。

◇2. 外国人旅行客の利用増加が見込める
ビットコインは円やドルといった各国の法定通貨と異なり、いわば世界共通の通貨です。換金するための手数料を支払う必要がないため、海外からの旅行者は好んで利用します。つまり、ビットコイン決済を導入することで販売機会の拡大につながるわけです。

◇3. 支払サイクルが短い
クレジットカードを使った売上は、翌月末に支払われることがほとんどです。ところが、ビットコイン決済の場合、仲介業者を経由しなければ、10分程度で送金が完了してしまいます。業者を通しても、サービス次第では数日で売上金の入金が完了します。導入した店舗側のメリットは大きいでしょう。

ただし、注意点もあります。もし、ECサイト事業者などが仲介業者を介さずに顧客と直接取引する場合、すでに触れたようにビットコインは常にレートが変動しますから、価値が急落するリスクがあります。逆に急騰するようなことがあれば、日本円に換金した時点で課税されるので、納税が煩雑になってしまう点もデメリットといえるでしょう。

ビットコイン決済の導入方法

ビットコイン決済を導入するには次の3つの方法があります。順に説明していきます。

◇1. 直接振り込んでもらう
顧客に直接振り込んでもらうには、ウォレットもしくは取引所の口座を開設する必要があります。口座のアドレスをQRコードで表示し、顧客に端末でそれを読み取ってもらえば、そのまま端末上で支払い手続きが完了します。

◇2. 決済サービスを導入する
Coincheck Payment(コインチェックペイメント)に代表されるビットコイン決済サービスを導入すれば、より取引がスムーズになります。決済は、取引時点でのレートによって日本円に換算して行われ、後日日本円で受け取れるので、変動リスクを抱える必要がありませんし、顧客を待たせることもありません。

◇3. 総合決済サービスを利用する
総合決済サービスを提供している大手の決済代行企業の一部でも、ビットコイン決済が提供されています。この場合も個人で直接やりとりする場合のようなリスクや面倒がありません。

ビットコインや仮想通貨は、不安定で危険と思われ敬遠されがちですが、現在でも積極的にビットコイン決済を導入する事業者は増えています。また、ビットコインを試しに使ってみる日本人も多く、一定の需要が存在しているのは確かです。販売機会を喪失しないためにも、ぜひ早い段階での検討をおすすめします。

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